グルテンのグリアジンがアレルギーの原因に?小麦の中毒性についても
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今日は、最近よく耳にするグルテンフリーの効能についてお伝えしてみようと思います。

グルテンフリーをひと口でいってしまえば、小麦製品と完全にサヨナラしよう、というライフスタイル。

なにせ、小麦はいま、たいへんなことになっています。

日本ではさほど叫ばれてはいないようですが、「食べるな、危険!」「寿命が縮まる」「あらゆる生活習慣病の原因だ」として、アメリカを中心にヨーロッパ各国で敬遠され、忌避されだしているのです。

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小麦の品種改良の盲点

あなたもご存知かもしれませんが、戦前から1980年ごろまで、【緑の革命】が起き品種改良【遺伝子操作】により、安定生産が可能になり世界の飢餓をなくし、多くの命が救われたといわれています。

それを手掛けたのはロックフェラー財団です。

「メキシコ政府が後ろ盾となり」ロックフェラーの手になる仕事だからして、当初の目的は完璧に果たされました。

なにしろ、農家一戸あたりの平均収穫量はいま、1世紀前の10倍

目的完遂どころか、先進国ではすでに救急過剰におちいっており、ありとあらゆる食品に小麦が使われるようになっています。

小麦はだれもが簡単に手に入れられる、もっとも安価な食品のひとつになったのです。

しかし、時は第2次世界大戦中であり、遺伝子組み換え作物の危険性が問題にもならない中、品種改良の過程で動物実験や安全性の試験を一切やっていなかったことは、致命的でした。

それにより、人体が受けるダメージなるものが多く出現してきました。

世界を飢餓から救うはずの世紀の大事業が、病気の製造工場になってしまったからです

現在は規制こそあれ、時すでに遅し。すでにわたしたちが毎日口にしている小麦には、重大なバグが起きているのです。

日常的に小麦を食べている現代人はすべからく知らぬ間に肉体を犯されており、これが生活習慣病の大きな要因になっていると思われます。

以下、その根拠についてお伝えしましょう。

グルテンとはどんなものか?

粘りのある小麦特有のたんぱく質。

もっちりとしたうどんやラーメン、ふんわりしたパンを味わうことができるのは、何を隠そう、グルテンのおかげです。

グルテンがあるから、小麦粉はあんなふうに伸ばしたり広げたりできるのです。

小麦グルテンがなくなれば、すべての製麺所やパン屋は頭を抱えることだろうし、ピザ職人は職を失うにちがいありません。

グルテンのない小麦粉など、いくらこねくりまわしたところで、ぶちんぶちんと切れてしまって、用をなさなくなります。

それで、ロックフェラーによる品種改良で、小麦のグルテン含有量は増えたました。

小麦粉の柔軟性はさらに増した。ここまではよかったのですが、、、。

問題は、グルテンに強い毒性を与えてしまったのです

地球上に存在する小麦の99%以上がいまや、ヒトにとって有毒なものとなっています。

小麦グルテンは日々、われわれの肉体のあらゆる器官に影響をおよぼし、あらゆる部位に抗体をつくりだしているのです。

花粉症などほかのアレルギーにもいえることですが、許容量を超えなければどうということはありません。。

ですが、ほかのアレルギー同様、抗体数が一人ひとりの許容量をうわまわったとき、症状は一気に表面化してきます

 

最大の欠陥であるたんぱく質【グリアジン】の問題点

小麦に含まれる代表的なたんぱく質「グルテン」の構造が大幅に変化し、毒性を持つにいたりました。

さらに、この有害グルテンの含有量自体も増加しています。

グルテンの成分のひとつである「グリアジンたんぱく質」に、健康な腸粘膜をすり抜ける力があるのです。

このときの刺激によって、腸粘膜の細胞の結合がほどけてしまうことがわかっています。

すると、さまざまな異物が体内へ侵入し、体中のあっちこっちで炎症が起きるのです。

まずいのは、グルテンアレルギーを持っていない人にもこれが起きる、ということです。

また、小麦に含まれる、グルテン以外のたんぱく質も、ヒトの免疫系に影響を与えることがわかっています。

ぜんそくやじんましん、アトピー性皮膚炎、運動誘発性アナフィラキシー(運動中のぜんそくや発疹)などを引き起こすことがあるといわれています。

小麦グリアジンが腸壁を破壊するカラクリ

1.腸に到達したグリアジンは、腸細胞をそそのかし、たんぱく質ゾヌリンを生成させる。

2.ゾヌリンには腸細胞間の結合をバラバラにする特技があり、腸の内壁に穴を開ける。

3.その穴をくぐり抜けて、グリアジンやグルテンといった小麦たんぱくが体内へ潜入。

4.それに便乗して、異物(ほかのたんぱくや化学物質など)も体内へぞろぞろ侵入。

セリアック病やグルテンアレルギーの場合、体内に侵入したグルテンやグリアジンにも免疫系が反応するため、腸粘膜や体内のすみずみでさらに激しい炎症反応が起こります.

そうでなくても、グリアジンによって招きいれられた、抗原になりうるたんぱく質が体内をうろついている以上、いたるところで炎症反応が起こり、さまざまな病気を発症する可能性があります。

喘息や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎といった、代表的なアレルギー疾患もそのひとつというわけです。

グリアジンがこうした症状を引き起こしている場合は、いうまでもなくグルテンフリーが有効なのです。

グルテンの毒性の話はこの記事に書いたが、この結果としてグルテンの過敏症【グルテンアレルギー】や、さらに重篤なセリアック病の患者が近年、急増中なのです。

その際のインパクトは、花粉症よりはるかに強烈だ。というのも、グルテン抗体はIgGタイプ(遅延型)。

花粉抗体に代表されるIgEタイプ(即時型)とちがい、1度できると抗体が抗原と結びつき、血流に乗って体内のすみずみにくまなくいきわたり、数週間から最長1年にもわたり、活動しつづけるのです。

くしゃみや鼻水どころの騒ぎではない。全身の免疫システムをかき乱し、さまざまな部位で炎症を引き起こす。あらゆる病気の火種になることがわかっています。

代表的なのは、次のようなものがあります。

胃酸逆流、 過敏性腸症候群、 糖尿病、 肝臓病、 自己免疫疾患、アレルギー疾患、 皮膚疾患、 神経障害、 セリアック病

関連疾患は数百におよびます。

やっかいなのは、グルテンアレルギーが小麦アレルギーと異なる点です。

小麦アレルギーなら小麦だけを断てば解決するし、日本の病院で受けられる、一般的な血液検査で判定が可能です。

ところが、グルテンアレルギーはそうはいきません。

小麦グルテンに似た構造のたんぱく質を含む穀類――ライ麦、大麦、ライ小麦などと交叉反応が起こる可能性があります。

かりにグルテンアレルギーを発症していたとしても、病院で見つかる可能性はほぼないのです。

 

小麦のスーパー糖質の問題

小麦の糖質がスーパー糖質となり、角砂糖をかじるよりも血糖値を上げてしまうこと

血糖値の急上昇、インシュリンの過激な追加分泌 ==>まやかしの空腹感 血糖値の急降下また、小麦の糖質は「スーパー糖質」に生まれ変わります。

スーパー糖質のなんたるかをひとことでいうと、小麦を食べると血糖値がチョーアガルということ。角砂糖をかじるより、小麦のパンのほうがよほど急激に血糖をあげたのです。

人体が受けるダメージはすさまじい。なにしろ糖質は病気の製造工場です

要するに同じ量の白砂糖を食べるより、小麦粉のほうがグーンと血糖値をあげる、という話です。

一般的な小麦粉の成分は、多いものから順に、でんぷん(これが糖質)、たんぱく質、食物繊維、脂質。

このうち、小麦でんぷんの大半を占める糖質「アミノペクチンA」は、ほかの炭水化物に含まれる糖質よりずっと効率的に血糖(血液中のブドウ糖のこと)へと変換される性質をもっています。

だから、小麦を食べるとあがるあがる。血糖値はうなぎ登りなのです。

そういっても曖昧模糊としているから、小麦でどのくらい血糖が上昇するのかを、血糖インデックス(以下、GI値)という数字を使って説明してみたいとおもいます。

GI値は、ある食品が血糖値をどのくらい上昇させるかを示す指標です。基準値は、ブドウ糖の100。

すでにさまざまな研究機関が調べた数字があるので、それを引いてみます。

シドニー大学の調査結果をもとに描いた。シドニー大学の人類栄養部門は、GI値のテストを数十年にわたって実施しており、GI値研究では世界の最先端をいっています。

これが、小麦の糖質「アミロペクチンA」が「スーパー糖質」の異名をとるゆえんなのです。

一般に、全粒穀類(未精製の穀類)は、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの不純物を含むため、精製した穀類にくらべると、血糖への影響はかなりおだやかになると考えられています。

ところが、小麦のアミロペクチンAには、こうした常識さえあまりあてはまらないのです。

蛇足ながら、同じ小麦食品でもパスタのGI値は58です。

これは、品種の差(パンコムギとデュラムコムギ)ではなく、混練(真空で練って、密度を高める)や成型といった、パスタ特有の製造工程が関係していると考えられています。

その証拠に、パスタは摂取後最大6時間たっても血糖値を上昇させつづける性質を持っており、肉体への影響はやはり非常に大きいのです。

 

小麦の中毒性(依存性)

グルテンが消化されると【エクルフィン】に分解されて 脳に侵入し、モルヒネ様作用を起こします。

もう2つほど問題点が指摘されている。ひとつは体内のphバランスの破壊、もうひとつは小麦の中毒性(依存性)です

たとえば、一気に小麦をやめる(グルテンフリーの食生活を開始する)と3割程度の人が数日から数週間、禁断症状に苦しむことになるといいます。

たえず疲労感がつきまとい、思考力は低下し、いらつくというのです。中枢神経に作用するモルヒネ様化合物を含んでいるからです。

グルテンは胃腸で消化されると、ポリペプチド混合物(高分子化合物)「エクソルフィン」に分解されて脳に侵入し、モルヒネ受容体と結びつくのだそうだ。

さらに興味深いのは、ナロキソンという、ヘロインやモルヒネの作用を瞬間的に無効化する薬を投与したところ、エクソルフィンとモルヒネ受容体との結合が遮断されたという事実があります。

こうしたことから推察できるのは、小麦にはモルヒネ様作用がある、ということだ。小麦のモルヒネ様化合物(エクソルフィン)は脳に侵入し、多幸感を生じさせます。

半面、小麦を摂取しなければ、不快な禁断症状があらわれる、というカラクリ。

小麦には痲薬様作用のほか、セロトニン(幸せホルモン)を分泌したり、空腹中枢を刺激したりする作用があります。

小麦を食べなければ、こうした中毒性は影をひそめるから、異常な食欲は発生しません。

小麦は、食欲促進剤なのです。

多幸感が生じ、小麦を食べないと禁断症状が表れ 食欲増進作用、中毒性を持ちます。

これを裏づけた実験があります。サウスカロライナ医科大学がおこった臨床実験では、小麦を日常的に食べている被験者にナロキソンを投与したら、プラセボ(偽薬)被験者と比較して食事量が昼食で33%、夕食で23%も減ったというのです。

カロリーに換算すると、計400kcalにもなるといいます。

小麦にはやはり、食欲増進作用をともなう中毒性があります。

さらに、小麦の摂取によって生じる、(1)血糖値の急上昇(2)インスリンの過剰な追加分泌(3)血糖値急降下――この一連のサイクルが摂食中枢を刺激して起こる、まやかしの空腹感も、食べすぎに拍車をかけます。

まとめ

もちろん海の向こうだけの問題ではない。わたしたちのまわりには、すでに大量の小麦食品があふれかえっている。ニッポン人にとっても、無視できない、由々しき問題なのです。

小麦は地球上で一番優秀な――つまり安価なエネルギー供給源。全人類の消費カロリーの20%を占めています。

普通に暮らしていれば、小麦食品が四六時中、視界に飛びこんできます。

スーパーなど、まるで小麦爆弾の地雷原のようです。今の私たちの周りには小麦を使ったおいしいものたちであふれかえっています。

パン、ケーキ、麺類、ピザ、スパゲッティ―、等々少し外を歩くと、大好きなおいしいものが私を誘惑してきます。

私は糖尿病で、目にまで症状が出ていましたが、グルテンフリーから始め、徐々に糖質をカットしていくことで、薬なしで血糖値を下げることが短期間でできました。

もしいま、体調になんらかの異常や不調を感じているなら、グルテンフリーを実践し、ご自分の眼で、身体で確かめてみてはいかがでしょうか?

これまでより、ダメージを与える小麦の摂取を減らしてみることは病気の予防、健康につながるのは確かといえます。

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